[神経微小管に対する94 GHzの電磁界の影響] med./bio.

この研究は、アフリカツメガエル（Xenopus）の脊髄神経細胞の微小管の集合／離散に対する94 GHz電磁界（EMF）の影響を調べた。ばく露チャンバーに導波管開口部を取り付け、94 GHz EMFのTE10波を照射（1mW、開口面ビーム面積は2.5 mm×1.3 mmであり、神経細胞層での電力密度は310 W/m2）した。ばく露チャンバーを倒立型蛍光顕微鏡の検査台の上に置き、神経細胞培養面の画像を撮影し、微小管の変化を分析した。その結果、94 GHz EMFばく露により、微小管の集合速度が増加したが、このような影響は全てEMFばく露による急激な温度上昇が原因であると報告している。