[ヒト細胞でのクロマチンの配列に対するゼロ磁界の効果] med./bio.

＜目的＞ヒト繊維芽細胞とリンパ球に対するzero magnetic fieldの影響を調べる。 ＜方法＞ヒト繊維芽細胞VH-10とリンパ球にzero magnetic fieldを曝露し、anomalous viscosity time dependencies(AVTD)ピークをγ線の影響と比較し、測定した。 ＜結果＞両細胞においてAVTDピークに一過性の減少が見られた。AVTDの変化はDNA切断およびDNAータンパク質相互作用の変化により引き起こされる。陽性対照として用いられたethidium bromideの影響と照らし合わせると、zero fieldはクロマチンの超凝縮を引き起こすと言える。