研究のタイプ: リスクコミュニケーション/リスク認知の研究 (実際的研究)

[不安と怒り:移動体通信に対する感情的反応の前段階の事柄とその重大性] risk

Fear and anger: antecedents and consequences of emotional responses to mobile communication

掲載誌: J Risk Res 2012; 15 (4): 435-446

この研究は、携帯電話基地局に関する健康影響の不安と立地点の選択の仕方に対する怒りの2つの感情、公平性・制御性・確実性の認知的評価、基地局リスクと便益の認知および受容の決定との関連を構造方程式モデルにより分析した。その結果、携帯電話基地局の便益の認知と受容は主に怒りによって決定される一方、リスク認知は両方の感情の影響を受けること、公平性・制御性の認知的評価が不安や怒り、または不安や怒りが表れる前段階の事柄として重要であることが明らかになる一方、確実性の認知的評価は不安や怒りの感情と関連しなかったと報告している。

リスク認知

影響評価項目

ばく露

調査対象集団

500 persons were randomly selected from the telephone book in a mediumsized German-speaking Swiss city (participation rate 35%) and interviewed.