[スウェーデンのレビューは、携帯電話およびコードレス電話からの放射が恐らくヒトに対して発がん性があると結論するための根拠を強めている] comment

Swedish review strengthens grounds for concluding that radiation from cellular and cordless phones is a probable human carcinogen

著者: Davis DL, Kesari S, Soskolne CL, Miller AB, Stein Y
掲載誌: Pathophysiology 2013; 20 (2): 123-129
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この論文は、IARCが携帯電話や無線機器からの電磁界を2B（ヒトに対して発がん性があるかも知れない）のカテゴリーに分類したことに対し、著者としては、この分類よりさらに強いレベルのリスク（2A）の可能性があるとの意見を述べている。論文は、スウェーデンのHardellらによる携帯電話等の使用と脳腫瘍リスクに関する、Hardellらの研究およびインターフォン研究の両者のメタ分析で観察されたリスク上昇（Pathophysiology誌、2012年）、コホート調査やがん統計のトレンド研究における検出力の限界、ばく露の誤分類に関する議論、電磁界ばく露の影響に対する子供の感受性の議論、電磁界が原因のがんの発症がこのまま上昇すればがんの医療費が深刻に不足すること、無線機器の使用についての注意喚起や法的責任についての議論などから構成されている。

ばく露