この研究では、パルス化電磁界(PEMF)およびパルス化磁界ベクトルポテンシャル(PVMP:この著者が仮説として検証する電磁界)が腫瘍細胞の成長に与える影響を調べた。5mTのPEMF、0mTのPVMP[ドーナツ型トロイダルコイルのコイル内部に磁界が発生しているが、試験皿を置いたドーナツ円の中心部では0mTである]のユニポーラおよびバイポーラについて、それぞれ15、125、625Hzの周波数の12通りの磁界で試験した。CEM/ C2、SU-DHL-4、COLO-320DM、 MDA-BM-468、ZR-75-1のがん細胞株を用い、ばく露後に、細胞の形態、増殖、早期アポトーシス、死滅細胞数などを測定した。その結果、PEMFの125 Hzおよび625 Hzの24h-48 時間ばく露で、COLO-320DMおよびZR-75-1の増殖が上昇した;仮説として検証したPVMPの腫瘍細胞に対する増殖阻害効果は試みたどのばく露方法でも確認されなかった、と報告している。
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