[空間的変動のある磁界はラットの末梢神経再生に影響する] med./bio.

Variable spatial magnetic field influences peripheral nerves regeneration in rats

掲載誌: Electromagn Biol Med 2014; 33 (3): 198-205

この研究は、ケージ内に空間分布した40Hzのパルス磁界ラットの圧挫した坐骨神経再生に与える影響を調べた。適用したケージ内磁界分布は、150-300 μT、80-150 μT、20-80 μTの3つの範囲にあった。Wister C雄ラット80匹を、圧挫損傷を与える手術後にパルス磁界ばく露(150-300 μT、80-150 μT、20-80 μT、無ばく露)する4群に20匹ずつ分けた。ばく露は、1日20分、週5日で4週間行った。手術後1週間毎に坐骨神経機能指標(SFI)および張力評価を行った。各群の5匹については、屠殺の48時間前に坐骨神経の圧挫部の5mm遠位にニューロントレース用染料でラベルし、収集した神経および脊髄後根神経節(DRG)を組織学的および免疫組織化学的な染色で検査した。その結果、無ばく露対照群に比べ、全てのばく露群でSFIと張力評価が改善し、150-300 μTばく露群の結果が一番よかった;DRG生存率および神経再生力は150-300 μTばく露群が有意に高かった、と報告している。

ばく露

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