[肩関節インピンジメント症候群の患者におけるパルス電磁界および運動:無作為二重ブラインド・プラセボコントロール臨床試験] med. app.

Pulsed electromagnetic field and exercises in patients with shoulder impingement syndrome: a randomized, double-blind, placebo-controlled clinical trial

掲載誌: Arch Phys Med Rehabil 2014; 95 (2): 345-352

この研究は、肩関節インピンジメント症候群(SIS)の患者の痛み軽減、機能および筋力の改善に対するパルス電磁界PEMF)および運動の効果を評価した。公立病院のリハビリテーション科外来患者(n=56)において、無作為二重ブラインド・プラセボコントロール臨床試験を実施した。真のPEMF治療群(n=26)、擬似PEMF治療群(n=30)で、3週間のPEMF治療(擬似治療)と運動を組み合わせて行った。終了直後に肩の機能検査を行い、その後9週および3ヶ月に再度検査した。その結果、真のPEMF治療群では、全追跡期間において、治療前比べ機能レベルが高く、痛みが少なかった;擬似PEMF治療群では、9週および3ヶ月後の追跡でのみ治療前比べ機能レベルが高く、痛みが少なかった;しかし、両群での差異はみられなかった、と報告している。

ばく露