この研究は、電気けいれん療法(ECT)は人工内耳(CI)に電気的な損傷を与えないとの仮説に基づき、新鮮な死体頭部(5体)にCIを植え込み、通常の条件でECTをCIの同側および反対側の頭部に与えた。CIの電気的な完全性の試験(インピーダンス試験)を、植え込みの前後、およびECTの第1、3、5、7、9、12セッションの終了後に行った。また実験終了後に取り出したCIの検査をメーカに行わせた。その結果、CIの電気的損傷は無かった;同側および反対側のECTでインピーダンス試験の値に有意差はなかった;実験後のメーカの検査でも電気的損傷は無かった、と報告している。なおFDAおよびCIメーカは、ECTがCIまたは患者に損傷を与えるリスクがあるとして、CI装着者のECTを禁忌としている。
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