研究のタイプ: 医学/生物学の研究 (experimental study)

[脊髄刺激は周波数依存的に非炎症性筋肉痛をもつ動物の機械的痛覚過敏を軽減し、身体活動レベルを回復する] med./bio.

Spinal cord stimulation reduces mechanical hyperalgesia and restores physical activity levels in animals with noninflammatory muscle pain in a frequency-dependent manner

掲載誌: Anesth Analg 2014; 119 (1): 186-195

この研究は、神経障害性疼痛には有効性を示す脊髄刺激(SCS)が、慢性筋肉痛にも治療効果を持つか否かを動物モデル実験で調べた。麻酔下で雄SDラットの腰椎(L3-L4)に硬膜外SCSリードを植え込み、その10日後から腓腹筋への食塩水注射(5日間隔で2回)により非炎症性の慢性筋肉痛を誘発させ、それらラットに種々のプロトコルでSCSを与えた。その結果、周波数が高い(60および100Hz)方が、足および筋肉への機械刺激に対する知覚過敏は有意に低下した;60Hzで身体活動レベルの回復がみられたが、4Hzでは見られなかった、と報告している。

ばく露