[脳卒中後の半側視空間無視に対するデュアル経頭蓋直流刺激の効果] med. app.

Effects of dual transcranial direct current stimulation on post-stroke unilateral visuospatial neglect

著者: Sunwoo H, Kim YH, Chang WH, Noh S, Kim EJ, Ko MH
掲載誌: Neurosci Lett 2013; 554: 94-98
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この研究は、脳卒中後の半側視空間無視（USN）についての半球間抑制モデルに基づき、頭頂皮質へのデュアルモードの経頭蓋直流刺激（tDCS）の効果を、二重ブラインド化無作為化交叉法実験で調べた。脳卒中後、USNのある慢性右麻痺の患者10人を無作為に、(1) デュアルモード：右の後部頭頂皮質（PPC）への陽極tDCS、左のPPCへの陰極tDCS、(2) シングルモード：右PPCへの陽極tDCS、擬似モード、に割り当てた（それぞれの処置時間は20分）。処置の前と直後に、手の運動タスクを実施した。その結果、処置後の線分二等分タスクの成績が、デュアルモードおよびシングルモードの両群で有意に改善したが、擬似群では変化しなかった；星マークのチェックテストには有意な変化は見られなかった、と報告している。

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