[SAR 4.0 W/kgの無線周波電磁界に3ヶ月間ばく露したマウスの聴性脳幹におけるグリシン受容体の免疫活性の変化] med./bio.

Alteration of glycine receptor immunoreactivity in the auditory brainstem of mice following three months of exposure to radiofrequency radiation at SAR 4.0 W/kg

掲載誌: Int J Mol Med 2014; 34 (2): 409-419

この研究は、SAR 4.0 W/kgの無線周波電磁界(835 MHz)のばく露を3ヶ月間与え、マウス脳幹の聴覚が関連する部位のグリシン受容体(GlyR)の免疫活性の変化を調べた。ICR雄マウス20匹を10匹ずつのばく露群と擬似ばく露群に分け、ホーンアンテナを用いてばく露擬似ばく露)を1日8時間与えた。その結果、擬似ばく露群に比べ、ばく露群では、脳幹の聴覚関連部位のニューロピルおよび細分類の異なるいくつかの細胞群の免疫染色強度が有意に低下した;免疫完成を示すGlyR細胞の数が、脳幹の聴覚関連の種々の部位で低下した、などの所見を報告している。

ばく露

研究助成