この研究は、尿失禁症の女性患者に、在宅ベース(n=22)および外来ベース(n=24)での経膣的電気刺激(ES)を実施させて、治療効果を比較した。ES療法(1回20分間、週3回、6-8週間)の前と後に、膀胱日誌、1時間パッドテスト、King's健康質問票(KHQ)を実施した。ESには、300 μsまたは1 msのパルス幅の10-50 Hzの方形波パルスを用い、最大出力電流は5-10 Hzで24-60 mAであった。その結果、両群ともパッドテスト、膀胱日誌、骨盤底筋の強度パラメータが治療後に有意に改善され、両群に有意差はなかった;完治、著効、有効の割合は、在宅群では31.8、27.3、31.8%、外来群では37.5、25、25%であった;両群とも同様にKHQの結果からQOLの改善がみられた、と報告している。
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