研究のタイプ: 医学/生物学の研究 (experimental study)

[神経筋電気刺激の脊髄興奮性変化に対する時間依存的効果は刺激周波数に依存する:健康成人における予備的研究] med./bio.

Time-dependent effects of neuromuscular electrical stimulation on changes in spinal excitability are dependent on stimulation frequency: A preliminary study in healthy adults

掲載誌: Somatosens Mot Res 2014; 31 (4): 221-226

この研究は、筋の痙直の治療に用いられる神経電気刺激(NMES)の有効性の処置時間および刺激周波数による差異を調べた。40人の健康被験者を10人ずつの4群に分けた(刺激無し、50、100、200HzのNMES)。深腓骨神経への30分間のNMESの後に、持続する効果を定間隔で30分間フォローした。(i)ヒラメ(SOL)筋の運動ニューロンの単シナプス性Ia興奮、(ii)前脛骨筋(TA)からSOLへの 2シナプス性Ia相反抑制、(iii)SOLのIa求心性線維のシナプス抑制に対する有効性を判定した。その結果、全ての周波数でNMESは(i)の有意な低下を引き起こしたが、NMES後も低下が持続したのは50Hzのみであった;(ii)、(iii)の反応量に周波数は影響しなかった、と報告している。

ばく露