この研究は、前肢の正中神経切断により作成した神経損傷モデルのウィスター雌ラット（n=24）で、神経再生に対するパルス磁界療法の効果を調べた。手術後第1日目から5日間、1日12分間、パルス磁界（パルス幅150ミリ秒、33Hz、35μT）処置を行った。外科手術の2週間後から12週間、前肢の握力テストを行い、最後に神経組織検査を行った。その結果、ばく露群では、擬似ばく露群に比べ、9週以降、握力が有意に高くなった；浅指屈筋の重量もばく露群で有意に高かった；組織学的評価では有意差はなかった、と報告している。
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