[初代培養神経系における弱い静磁界の神経保護効果] med./bio.

Neuroprotective effect of weak static magnetic fields in primary neuronal cultures

掲載誌: Neuroscience 2014; 278: 313-326

この研究は、インビトロでの神経変性状態のモデルとして適した実験系である大脳皮質および海馬神経細胞初代培養株に対する低レベル静磁界(SMFs:50G)の影響を調べた。着目したのは、アポトーシスプログラミングへの影響として、エポトシド(12μM)誘導アポトーシスに対する保護効果が見られるか否かである。その結果、SMFsに7日間ばく露した初代培養皮質神経細胞系で、エポトシド誘導アポトーシス進行中の細胞の割合が57.1±6.3%減少した;それは、種々のアポトーシス促進マーカ発現の顕著な低下を伴い、同時にミトコンドリア膜電位崩壊の広がりも57.2±1.0%低下した、などの所見を報告している。

ばく露