[無線周波照射ばく露後の肝組織のタンパク質酸化および抗酸化酵素レベルに対するN-アセチル-L-シスチンおよびエピガロカテキン3ガレートの影響] med./bio.

The Effects of N-acetyl-L-cysteine and Epigallocatechin-3-gallate on Liver Tissue Protein Oxidation and Antioxidant Enzyme Levels After the Exposure to Radio Frequency Radiation

掲載誌: Int J Radiat Biol 2015; 91 (2): 187-193

この研究は、雄モルモットに900MHzのGSM変調無線周波照射(RFR:全身平均SARは0、4W/kg;1日1回の10または20分間ばく露、7日間連続)を与え、併せて抗酸化剤の投与を行った場合の肝臓組織への影響を調べた。抗酸化剤は、N-アセチル-L-シスチン(NAC)およびエピガロカテキン3ガレート(EGCG)。ばく露条件(擬似、10分間ばく露、20分間ばく露)と投与物質(生食、NAC、EGCG)を組み合わせた9通りの実験群とした。肝組織タンパク質酸化(PCO)、タンパク質過酸化物(AOPP)、スーパーオキシドジスムターゼ(SOD)活性を評価した。その結果、RFRばく露により、SOD活性は有意に低下したが、タンパク質損傷は変化しなかった;NAC単独処置はPCOレベルを、EGCG単独処置はAOPPレベルを上昇させた、とのみ報告している。

ばく露

研究助成