[脊髄損傷における咳の誘発を目的とした腹筋の電気刺激:刺激強度の影響] med./bio.

Electrical stimulation of abdominal muscles to produce cough in spinal cord injury: effect of stimulus intensity

掲載誌: Neurorehabil Neural Repair 2015; 29 (4): 362-369

この研究は、脊髄損傷(SCI)を持つが健康な患者(n=7)を対象に、呼気筋への電気刺激(50 Hz、1秒間)の刺激強度と刺激後に自発的に出た咳との関係、咳による最大呼気フロー(PEFcough)がプラトーに達する刺激強度を調べた。その結果、PEFcoughのプラトーは7人全員で見られ、その時の刺激強度の平均値は211±29 mA (範囲は120-360mA)であった;呼気圧上昇に伴うPEFcoughプラトーは動的気道閉塞の指標であり、咳の誘発は痰の除去の援助などに効果があることが示された、と報告している。

ばく露