[両大脳半球tDCSは慢性失語症患者の言語回復を増強するが、BDNFレベルを変化させない] med. app.

Bihemispheric tDCS enhances language recovery but does not alter BDNF levels in chronic aphasic patients

掲載誌: Restor Neurol Neurosci 2014; 32 (2): 367-379

この研究は、失語症患者(n=7)の左右大脳半球のブローカ野への両側性tDCSによる言語回復および血清中の脳由来神経栄養因子BDNF)レベルの変化を調べた。患者は、両側性tDCSの真の刺激および擬似刺激の2つの条件下で、集中的言語療法を受けた。その結果、擬似刺激に比べ、真の刺激の後、患者は3種の言語タスクにおいて有意な言語回復を示し、追跡期間中もその回復レベルは維持された;一方、BDNFの血清レベルには有意差がなかった、と報告している。

ばく露