[パルス化電磁界はキトサン導管でブリッジされた切除坐骨神経の機能回復を促進する:動物モデル研究] med./bio.

Pulsed electromagnetic fields accelerate functional recovery of transected sciatic nerve bridged by chitosan conduit: an animal model study

掲載誌: Int J Surg 2014; 12 (12): 1278-1285

この研究は、坐骨神経切除ラット(n=60)の神経再生に対するパルス電磁界PEMF全身ばく露の影響を調べた。ラットは4つの群(各n=15)に無作為に分けた;TC群(坐骨神経切除し、切断端を付近の筋肉固定)、CHIT群(坐骨神経切除の欠損部をキトサン導管でブリッジ)、CHIT/PEMF群(CHIT処置後に、PEMF(0.3mT、2Hz)に1日4時間、1-5日ばく露)、対照群坐骨神経切除の見せかけの切開手術)。各群をさらに3群に細分化して、手術から4、8、12日後に神経再生を評価した。結果として、CHIT/PEMF群はCHIT群に比べ、さまざまな評価指標において、神経再生による回復が速かった;S100タンパク質に対する免疫組織学的な陽性反応も、CHIT/PEMF群の方がCHIT群より高かった、と報告している。

ばく露