[ヒトの体性感覚誘発電位に対する感覚運動野の経頭蓋静磁界刺激の効果] med. app.

Effect of transcranial static magnetic field stimulation over the sensorimotor cortex on somatosensory evoked potentials in humans

掲載誌: Brain Stimul 2014; 7 (6): 836-840

この研究は、健康被験者(n=10)において、感覚運動野への経頭蓋静磁界刺激(tSMS:刺激時間10または15分間:刺激電極位置はC3'またはF3)の真のまたは擬似の刺激を実施し、tSMSの前および直後に、右の正中神経刺激による体性感覚誘発電位(SEPs)を測定した(測定電極位置はC3'またはF3)。もう一つの実験として、10人の内の6人の被験者を対象に、15分間のtSMS中に、3分毎にSEPsを測定した。結果として、C3'導出のSEPsのN20成分の振幅が、10または15分間のtSMSの直後に有意に低下した;施術の10分後にベースライン値に復した;一方、3分毎にSEPsを測定しながら実施したtSMSは、SEPに何も影響を及ぼさなかった、と報告している。

ばく露