この研究は、電気自動車の車体下中央に設置された無線電力伝送システム（7kW、85kHz）からの漏れ磁界にばく露した成人男性モデルにおけるin situ電界を数値計算した。人体モデルの姿勢と位置は、1) 車体近くにしゃがむ、2) 地面に横たわる（腕の進展有、無）、3) 運転席に座る、4) 送信コイル上に立つ（受信コイルなし）とした。結果として、いずれの場合もin situ電界最大値はガイドライン値より低かった（人体が置かれた領域内の局所の外部磁界強度はガイドライン値より高くても）；最も高いin situ電界は、地面に横たわり、腕をコイルの方向に伸ばした姿勢で観察された（腕周囲の磁界が比較的高いため）、と報告している。
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