[tDCSの単独あるいは薬剤併用の施術による抑うつ症状改善度の違い:セルトラリンあるいは電流刺激療法による抑うつ治療臨床研究の探索的分析] med. app.

Differential improvement in depressive symptoms for tDCS alone and combined with pharmacotherapy: an exploratory analysis from the Sertraline vs. Electrical Current Therapy for Treating Depression Clinical Study

掲載誌: Int J Neuropsychopharmacol 2014; 17 (1): 53-61

この研究は、最近実施された、抑うつの外来患者(n=120)でのtDCS施術(単独あるいはセルトラリン併用:治療期間6週間)の要因配置、二重ブラインド、プラセボ対照の試験(Brunoni et al., 2013)のデータを用いて、抑うつ症状尺度(MADRS)の改善度のパターンを分析した。その結果、tDCS施術(単独あるいはセルトラリン併用)は、集中困難、悲観あるいは自殺念慮を改善した;併用療法では、悲しい表情および主観的悲しさ、疲労感、無力感をも改善した;さらに両側性tDCSの単独あるいは併用の施術についても,有効性の表れる症状に違いがあることが示された、と報告している。

ばく露