[一般的な通信接続が行える屋内職場での無線周波電磁界放射ばく露に関する周波数選択的個人ばく露計を用いた評価] tech./dosim.

Evaluation of exposure to electromagnetic radiofrequency radiation in the indoor workplace accessible to the public by the use of frequency-selective exposimeters

掲載誌: Int J Occup Med Environ Health 2014; 27 (6): 1043-1054

この研究は、公衆接続可能な環境中にある職場での無線周波電磁界放射(EMRR)ばく露を、周波数選択的個人ばく露計を用いて評価した。測定箇所は45の建物(ポーランド各地の都市部、郊外)。ばく露計は、周波数範囲88-2500 MHzで、代表的EMRR発生源の動作周波数に対応する12のバンドに分割して各バンド電界強度を測定。各バンドおよびその総合の電界強度の変動性を、最小値、最大値、中央値、25-75パーセンタイル値で評価した。その結果、EMRRばく露の主な発生源は携帯電話基地局BTS)、ラジオ・テレビの送信機(RTV)であった;あるオフィスでの周波数成分はその建物の位置によって左右された;職業者のばく露を周波数領域および時間領域で評価する手法として、個人ばく露計は実際的に利用可能である;全ての測定値は、公衆および職場のばく露限度値を十分に下回った,と報告している。

ばく露