[マイクロ波照射はNMDA受容体シグナル伝達経路の過剰活性化を通してラットの海馬およびPC12細胞のシナプス可塑性を損なう] med./bio.

Microwave exposure impairs synaptic plasticity in the rat hippocampus and PC12 cells through over-activation of the NMDA receptor signaling pathway

掲載誌: Biomed Environ Sci 2015; 28 (1): 13-24

この研究は、マイクロ波ばく露がN-メチル-D-アスパラギン酸受容体(NMDAR)シグナル伝達経路に影響を与えるか否か、またその影響がシナプス可塑性損傷に至るか否かを検討した。ウィスター雄ラット(n=48)にマイクロ波ばく露(30mW/cm2、1回10分間のばく露を1日おきに3回)を与え、海馬の構造を組織染色して透過電子顕微鏡で観察した。またPC12細胞マイクロ波(30mW/cm2)の5分間ばく露を与え、シナプスの形態を走査電子顕微鏡などで観察した。それぞれの実験で、NMDARシグナル伝達経路に関係する分子発現を検査した。その結果、30mW/cm2のマイクロ波ばく露は、シナプスの構造の変化、アミノ酸神経伝達物質放出、カルシウムイオン流出をもたらした、と報告している。

ばく露