この研究は、歯科用磁性アタッチメント（義歯固定用の磁石構造体）の静磁界（SMF）が歯肉の線維芽細胞に細胞毒性的影響を与えるか否かを調べた。28人の患者から第3臼歯抜歯術の際に歯肉の生検により採取した線維芽細胞を、磁界ばく露群と対照群に分け、ばく露群の培養フラスコは磁石を埋め込んだレジンブロック（義歯着脱力の異なる磁石を試験した）の上においた。その結果、細胞の分裂指数、小核頻度に有意な影響は見られなかった、と報告している。
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