[neuroscreen-1細胞の最長の神経突起およびやや短めの樹状突起に対する磁気刺激のさまざまな強度に依存した影響] med./bio.

この研究は、磁気刺激（MS：パルス周波数1、5、10Hz）がneuroscreen-1（NS-1）細胞の樹枝状構造に影響するか否かを調べた。磁界強度は発生器の出力の30% から40%の範囲を用いた。コイルからの磁界による誘導電流密度分布の最小値および最大値のエリア（zone1およびzone2）に細胞を載せたスライドグラスを置いた。磁界ばく露は1日2回、3日間行い、その後、神経突起の長さと数、脳由来神経栄養因子（BDNF）の発現を検査した。その結果、MSは最長の神経突起（軸索に類似）の成長に強く影響した；それより短い神経突起（樹状突起に類似）に有意な影響はなかった；最長の神経突起の成長のMSによる変化はzone1で最も顕著であり、zone2では見られなかった：最長の神経突起の成長へのMS強度依存的な影響は10Hzにおいて最も明らかであった；MSは、BDNFの発現も増加させ、やはり強度依存的であった、と報告している。