研究のタイプ: 医学/生物学の研究 (experimental study)

[ヘパリンで生理活性化された導電性足場における骨芽細胞増殖および骨タンパク質産生を電気刺激は修飾する] med./bio.

Electrical stimulation modulates osteoblast proliferation and bone protein production through heparin-bioactivated conductive scaffolds

掲載誌: Bioelectromagnetics 2013; 34 (3): 189-199

この研究は、ヘパリン処理などで作成した導電性のある足場上にSaos-2細胞培養し、直流電界による電気刺激(ES)に対する細胞の反応を調べた。増殖の増強が起きるようなESの刺激時間と刺激強度には“窓”があり、それ以外の場合には影響が無いか、増殖が低下した、と述べている。そこで次に、細胞増殖の増強が見られた電界強度(200 mV/mm)で、2つの遺伝子の活性化、タンパク質産生を調べ、アルカリフォスファターゼ(ALP)とオステオカルシン(OC)を測定した。その結果、ES後2つの遺伝子は活性化され、関連タンパク質も有意に増加したが、一方、細胞増殖の低下が見られた電界強度(400 mV/mm)ではALPとOCの両方が抑制された、と報告している。

ばく露