この研究は、基本周波数50Hzの送電線からの一様な磁界に含まれる全高調波成分（欧州電気品質基準の許容範囲のもの）へのばく露の影響について、高解像度3次元人体胎児モデルを用いて評価した。その結果、胎児における誘導電界に主に寄与するのは基本周波数成分である；高調波成分も誘導電界の全体的レベルを多少押し上げるが、振幅が極めて小さいため、その大きさは小さい；この種の入射磁界を最大許容レベルに設定した場合の誘導電流レベルは、公衆ばく露のガイドライン値を大きく下回る､と報告している。
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