この研究は、著者らが先に報告(2011年)した知見「900MHzの連続波(CW)の無線周波放射(RFR:SAR値は2W/kg)へのばく露はラット造血系に有意な影響を与えなかった」を踏まえ、実験の範囲を拡張して、1) さまざまな SARレベル、2) 900MHzおよび1800 MHz 、3) CWおよびパルス変調波(PM)のRFRで造血系への影響を分析した。ラットから摘出した長骨を媒質に浸した状態でTEMセル/導波管内に置いてRFRばく露を行い、FDTD法による計算で骨髄のSARが名目上2/10W/kgまたは2.5/12.4W/kgになるように出力を調整した。その結果、CW/PM、900/1800MHz、SARレベル2/10W/kg または2.5/12.4W/kgのいずれの組合せの条件においても、造血系への影響は何も示されなかった、と報告している。
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