3 Hz、単極性、準矩形磁界パルスが、静止ならびにマイトジェン処理を受けたラット胸腺リンパ球の45Ca2+摂取に与える効果を調べた。パルス磁界(Bpeak=6.5mT, Emax=0.69mV/cm, Jmax=2.6μA/cm2)への30分間の非熱的なばく露は、コンカナバリンAで誘導される45Ca2+摂取を45%減少させた。観察されたことは以下の通りである。1)3Hzの磁界による誘導反応は、Ca2+のシグナル変換の活性化に依存する、2)反応の方向(刺激あるいは抑止)はリンパ球マイトジェン反応性に依存する、3)磁界の応答の大きさは磁束密度の増大とともに大きくなった(Bpeak=0、1.6、6.5、28mT)。ここでの結果は、我々の環境レベルよりほぼ10^4より大きな磁界、Bmaxでの磁界の影響を示し、リンパ球を用いて行った独立の3Hzパルス磁界研究の結果と一致する。
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