[海洋船舶送信機に関する無線周波ハザードの安全性評価:新しいデータ収集法を用いた測定値およびICNIRP並びにARPANSAの限度値との比較] tech./dosim.

Radio Hazard Safety Assessment for Marine Ship Transmitters: Measurements Using a New Data Collection Method and Comparison with ICNIRP and ARPANSA Limits

掲載誌: Int J Environ Res Public Health 2015; 12 (5): 5338-5354

この研究は、海洋船舶上で船員と乗客が占める区域に焦点を当てて、船舶用送信機から放射される無線周波RF電磁界電界(EF)レベルを測定した。測定対象の送信機はVHF帯用、MF/HF帯用、衛星通信用、AISナビゲーション用、レーダのXバンドおよびSバンド用で、船舶(長さ40m)の3階層(上部デッキ、ブリッジデッキ、ブリッジルーフ)の12ヵ所で、新規開発した11のシナリオに基づくデータ収集プロトコルで測定を実施した。その結果、528個の測定値が得られ、階層別に平均した;最も低かったのは上部デッキ(0.82-0.86V/m)、最も高かったのはブリッジルーフ(2.15-3.70V/m)、ブリッジデッキはその間であった;ブリッジルーフの値は、ICNIRPおよびARPANSAの公衆ばく露参考レベルを超過していたが、職業ばく露参考レベルは全ての場所で満たされていた、と報告している。

ばく露