[2.1GHzの電磁界はラット心室の心筋細胞の収縮性および細胞内カルシウムトランジェントを変化させずに、一酸化窒素シグナル伝達を介したβ-アドレナリン応答性を低下させる] med./bio.

2.1 GHz electromagnetic field does not change contractility and intracellular Ca2+ transients but decreases beta-adrenergic responsiveness through nitric oxide signaling in rat ventricular myocytes

掲載誌: Int J Radiat Biol 2015; 91 (10): 851-857

この研究は、ラット心室の心筋細胞収縮性およびβ-アドレナリン(β-AR)応答性に対する2.1GHzの電磁界EMF)の影響を調べた。ラットは無作為に擬似ばく露群とばく露群(2時間/日、10週間)に分けられた。ばく露終了後に単離した心筋を1Hz電流刺激した時のサルコメア(筋線維収縮単位である筋節)シューティングおよびカルシウムトランジェントを記録し、電位依存性のL型カルシウムチャネル電流(ICaL)をホールセルパッチクランプ法で測定した。心筋組織一酸化窒素NO)レベルも測定した。その結果、EMFばく露群で、サルコメアのフラクショナルシューティングおよびそれに対応したカルシウムトランジェントの振幅は変化しなかった;イソプロテレノール誘導性のICaL反応は、ばく露群で低下したが、心筋細胞のICaLの基礎密度は両群とも同等であった;心筋のNOレベルはばく露群で有意に上昇した、と報告している。

ばく露

研究助成