[150 MHz搬送波を10または16Hzでパルス変調した電磁界の刺激によるイン・ビトロでの皮質ネットワーク活動の強化およびGABA作動性神経新生の促進] med./bio.

Enhancement of cortical network activity in vitro and promotion of GABAergic neurogenesis by stimulation with an electromagnetic field with a 150 MHz carrier wave pulsed with an alternating 10 and 16 Hz modulation

掲載誌: Front Neurol 2015; 6: 158

この研究は、12ウェル培養プレート(各ウェルにはマルチチャネル微小電極アレイ(MEA)が埋め込まれている)およびMEAなしの24ウェル培養プレートの各ウェルに一定数のE 15 NMRIマウスの胎仔前頭皮質神経細胞を播き、これらの培養中に電磁界刺激を与えて、皮質神経細胞のネットワーク活動をMEAで記録した。電磁界刺激は、150 MHz搬送波の10または16Hzでのパルス変調波(ELFMF)で、培養4日目から28日目まで、週2回ばく露(1回1時間:10Hz変調波、16Hz変調波の順で各30分間)した。培養プレートの位置に誘導される磁束密度最大値は0.125pTであった。電磁界刺激を与えないで培養した12ウェルMEAプレートおよび24ウェルプレートを対照とした。12ウェルMEA培養プレートからの64×12=768チャネルのデータは特製の装置で記録・解析され、スパイク活動が検出された。ネットワーク活動は培養14日後および28日後に、少なくとも1時間にわたって記録された。その結果、ELFMFはネットワークの電気的活動を刺激し、バースト構造を増強した;ELFMFは特定のニューロン増殖を選択的に促進することが、GABA作動性ニューロンの割合の増加により裏付けられた、と報告している。

ばく露