[電磁界による職業的ハザードの評価への数値シミュレーション適用における問題点] tech./dosim.

Difficulties in applying numerical simulations to an evaluation of occupational hazards caused by electromagnetic fields

掲載誌: Int J Occup Saf Ergon 2015; 21 (2): 213-220

この論文は、職業者の電磁界EMFばく露に関する欧州指令(2013/35/EU)を国内の労働衛生法へ移行するに際して、また実際の個々の職場でのEMFばく露に関するコンプライアンス分析において、労働者への直接的影響、間接的影響の推定に数値シミュレーションを適用する場合の問題点を議論した。ばく露シナリオとしてプラスチックシーラー操作者のばく露を取り上げ、低周波磁界低周波および中間周波電界高周波電磁界の3領域について問題点を分析した。その結果を取り纏め、職場のばく露シナリオのタイプに応じた詳細なばく露評価プロトコル(作業者の身体モデル:姿勢、大きさ、形状、接地、作業環境設定:電磁界分布、主に影響を受ける作業対象者の選出、対応するばく露限度値を規定するパラメータ)を示している。

ばく露