この研究は、ラットの神経因性疼痛モデルを用いて、高周波脊髄刺激（HF SCS）と従来のSCSの治療効果を比較した。HF SCSは、周波数1kHz、パルス形状は単相および2相パルスとし、パルス幅（PW）は単相では12または24μ秒、2相では24 (12 + 12)または48 (24 + 24) μ秒とした。従来のSCSは、50Hz、単相、PWは200μ秒である。モデル患部にそれぞれの電流の60分間をばく露（または擬似ばく露）与え、触覚過敏性および温熱過敏性により治療効果を調べた。その結果、従来のSCSおよびHF SCS（PW24μ秒の単相およびPW48μ秒の2相パルス）は触角過敏性に対して同様の抑制効果を示した；PW24μ秒の2相パルスのHF SCSは効果を示さなかった；温熱過敏性においては、すべてのパルス条件のHF SCSが効果を示さなかった､と報告している。
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