[60日齢ラットの精巣および精巣上体精子の質に対する900MHz電磁界への出生前ばく露の影響] med./bio.

Effects of prenatal exposure to a 900 MHz electromagnetic field on 60-day-old rat testis and epididymal sperm quality

掲載誌: Biotech Histochem 2016; 91 (1): 9-19

この研究は、60日齢ラット精巣および精巣上体に対する900MHz電磁界EMF)への子宮ばく露の影響を調べた。妊娠ラットを無処置対照群(CG)およびEMFばく露群(EMFG)に分け、EMFGは妊娠13日目から21日目まで1日1時間、900MHzのEMFばく露を受けた。CGおよびEMFGからの雄の出生仔をNCGおよびNEMFGとした。出生後60日で、全てラットから精巣および精巣上体を摘出した。精巣上体中の精子の質、精巣における脂質およびDNAの酸化レベル・アポトーシス指数・組織病理学損傷を検査した。その結果、NCGに比べNEMFGでは、アポトーシス指数およびDNAの酸化レベルの上昇、精子運動性および生存率の低下が見られた、と報告している。

ばく露

研究助成