[磁界により誘導されためまいに対する頭部の前後への傾斜および左右回転の方向の影響] med./bio.

この研究は、7T MRIスキャナ内部の暗い場所で一様な静磁界にばく露した健康なヒト（n=12）が体験する目まいの定量的および定性的性質について、静止した頭部の前後傾斜度（-80度から+40度まで）および左右への回転（-40度から+40度°まで）の影響を検査した。また、水平および垂直方向の眼振に対する回転方向の影響も測定し、垂直成分のみが影響を受けることが判明した。実験の結果、頭部を後方へ60度伸展させた時に目まいは最も不快であり、前方へ20度屈曲させた時に最も軽度であった；定量的分析のため、認知された水平面回転をオンライン化されたスイッチを用いて報告させたデータによれば、頭部の方向は、認知された回転の大きさと方向の両者に影響した、などを報告している。