研究のタイプ: 医学/生物学の研究 (experimental study)

[電界はヒトマクロファージ機能における新規の決定因子である] med./bio.

Electric fields are novel determinants of human macrophage functions

掲載誌: J Leukoc Biol 2016; 99 (6): 1141-1151

この研究は、感染や修復に対してマクロファージ機能の動員を調整する重要なキューに電界がなり得るか否かを、生きた細胞のビデオ顕微鏡観察法で調べた。その結果、マクロファージ移動は、5mV/mmの電界強度において、陽極方向に向かい、電界強度依存的であった;反対に、単核白血球(これがマクロファージ分化する)は、陰極方向へ移動した;電界は、膜表面受容体がそれぞれ異なる標的物質(カルボン酸塩処理したビーズアポトーシス性の好中球、ある種の病原体など)の取り込み速度を有意に高めるなどマクロファージ機能を調整する多くの現象が示された、と報告している。

ばく露