[パルス化電磁界(PEMF)処置はヒト椎間板細胞での椎間板変性関連遺伝子の発現を減少させる] med./bio.

Pulsed electromagnetic field (PEMF) treatment reduces expression of genes associated with disc degeneration in human intervertebral disc cells

掲載誌: Spine J 2016; 16 (6): 770-776

この研究は、パルス電磁界PEMF)が、通常環境および炎症環境におけるヒト椎間板(IVD)細胞での遺伝子発現にどのように影響するかを調べた。IVDを構成する髄核(NP)細胞および線維輪(AF)細胞を別々にアルギン酸ビーズ内に封入し、それらにIL-1α(IVDに伴う炎症環境を刺激するため)およびPEMFをそれぞれ単独または両方の組み合わせばく露を、1日4時間、最大7日間与えた。それぞれの処置群からRNAを抽出し、遺伝子発現を分析した。その結果、PEMF処置は、IL-1αの作用を完全には抑制しないが、IL-1αによる変性IVDでの発現遺伝子の増加を少なくした、と報告している。

ばく露