[0.9 - 10GHz平面波ばく露下でのヒトの眼におけるSARおよび温度上昇の評価に対する注視角の影響] tech./dosim.

The effect of gaze angle on the evaluations of SAR and temperature rise in human eye under plane-wave exposures from 0.9 to 10 GHZ

掲載誌: Radiat Prot Dosimetry 2016; 172 (4): 393-400

この研究は、さまざまな注視角におけるヒトの眼のモデルを生体計測学的データに基づき開発し、0.9 - 10GHz平面波ばく露下での眼内のSARおよび温度上昇を検討した。眼の空間平均SARをFDTD法で、それに対応する水晶体での最大温度上昇を有限差分法で計算した。その結果、注視角による最大の変動は、眼内平均SAR値、10g平均SARピーク値、温度上昇でそれぞれ35、12、20%であった;周波数が高くなるほど、10g平均SARピーク値に比べ眼内平均SAR値が受ける注視角の変化の影響は大きくなった、と報告している。

ばく露