研究のタイプ: 疫学研究 (exposure assessment/dosimetric study)

[デンマーク国民出生コホートの7歳および11歳の小児における携帯電話使用の傾向] tech./dosim.

Trends in cell phone use among children in the Danish national birth cohort at ages 7 and 11 years

掲載誌: J Expo Sci Environ Epidemiol 2016; 26 (6): 606-612

この研究は、デンマーク国民出生コホートの7歳および11歳の小児における携帯電話使用特性を評価し、小児携帯電話使用についての年齢、出生年、個人的特性による使用パターンを検討した。その結果、携帯電話使用は7歳(37%)から11歳(94%)で増加傾向が見られた;7歳での使用率には出生年が後になるにつれて高くなる傾向が明白に見られたが、11歳ではその傾向がなかった;女児および7歳で使用していた小児は、11歳での通話回数が多く、かつ通話時間が長くなる傾向が見られた;低い社会経済状態および出生年が最近の小児ほど、7歳での音声通話が多かったが、11歳ではその傾向がなかった;11歳では、音声通話よりメールやゲームでの携帯電話使用が大部分であった:7歳で携帯電話使用を開始した小児は11歳で音声通話のヘビーユーザになる傾向が強かった、などを報告している。

ばく露