[超低周波電磁界と組み合わせた磁性Fe3O4ナノ粒子送達の肝細胞株への影響] med./bio.

Effects of combined delivery of extremely low frequency electromagnetic field and magnetic Fe3O4 nanoparticles on hepatic cell lines

掲載誌: Am J Transl Res 2016; 8 (4): 1838-1847

この研究は、超低周波磁界(100Hz、0.7mT)と組み合わせた磁性Fe3O4ナノ粒子(MNPs)送達で、薬剤被覆無しのMNPsおよび抗アルファフェトプロテイン(AFP)抗体で被覆したMNPsを用いた場合について、正常肝細胞株(HL-7702)および肝がん細胞株(Bel-7402、HepG2)での細胞影響を調べた。その結果、抗AFP抗体被覆MNPsとの組合せばく露の場合において、Bel-7402、HepG2に早期アポトーシス誘導されたが、HL-7702では有意な影響が見られなかった;この影響には細胞のMNP取り込みが関係することが示唆された、と報告している。

ばく露