[900 MHz無線周波電磁界にばく露したマウス骨髄間質細胞でのポリ(ADPリボース)ポリメラーゼの誘導:予備的観察] med./bio.

Induction of poly(ADP-ribose) polymerase in mouse bone marrow stromal cells exposed to 900 MHz radiofrequency fields: preliminary observations

掲載誌: Biomed Res Int 2016: 4918691-

この研究は、マウス骨髄間質細胞(BMSCs)のポリ(ADPリボース)ポリメラーゼ-1(PARP-1)のmRNAおよびそのタンパク質発現レベルに対する低レベルの900 MHz無線周波電磁界RFばく露の影響を調べた。PARP-1はDNA修復に関与する核内酵素である。900 MHzRFばく露は、120 μW/cm2で1日時間、5日間行った。PARP-1のmRNAおよびそのタンパク質発現レベルを、ばく露終了の0、0.5、1、2、4、6、8、10時間後に測定した。RF擬似ばく露群、電離放射線ばく露を受けたポジティブコントロール群を比較に用いた。その結果、RFばく露群ではPARP-1のmRNAおよびそのタンパク質発現レベルが有意に上昇したが、擬似ばく露群ではそれが観察されなかった、と報告している。

ばく露