[フランスおよびセルビアのさまざまな地理的エリアでのマクロ3Gネットワークによる住民の全体的ばく露の平均の比較] tech./dosim.

この研究は、初めて、異なる国、異なる地理的エリアでの異なる無線装置のアップリンクおよびダウンリンク両方による、第3世代（3G）ネットワーク電磁界への平均的住民ばく露を調べた。電磁界ばく露に関するこれまでの研究は一般的に個人用装置または基地局のどちらかひとつからの個人ばく露に焦点を当てていた。ところが、フランスおよびセビリアで収集された装置使用統計から導き出された結果は、ばく露が時間および空間の両方において大きく不均一であることを示した；すなわち、24時間にわたるトラフィック分布の変動は大きく、またフランスでの3Gネットワークへのばく露はセビリアのものの約2倍大きかった；このような不均一性は実際のデータおよびネットワーク構造に基づいて詳しく説明された；これらの結果をみると、広く信じられていることとは対照的に、3G EMFsへのばく露は音声およびデータトラフィックによるアップリンクが支配的であり、平均的住民ばく露は地理的エリアおよび国によって違いがあることが示された､と報告している。