この研究は、シロイヌナズナ（野性型Col.系統）の栽培種にコードレス電話（DECT）本体から放射される非電離放射線の長期間（ばく露期間およびその他のばく露パラメータは抄録には不記載）ばく露を与え、ばく露終了後に植物体の構造および生化学的な変化を調べた。その結果、ばく露群では､対照群に比べ、バイオマスの減少および葉の構造の変化が肉眼で観察された（葉が薄く、葉緑体が少ない）；走査型電子顕微鏡では、ばく露群の葉の柔毛での変化のみが観察された；透過型電子顕微鏡では、葉緑体の構造への僅かな影響が観察された、と報告している。
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