この研究は、生体電界増強（Bioelectric Field Enhancement：BEFE）装置と称するものに関する検討である。このBEFE装置は連続的直流電流により電磁界（EMF）を発生させると記されているが、抄録ではその具体的なパラメータは不明である。BEFE装置によりEMFばく露を受けた水溶液で再構成された培養液およびEMFばく露無しの対照培養液におけるげっ歯類の線維芽細胞の膜電位および細胞遊走の違いを測定した。その結果、EMF処置培養液中での線維芽細胞の増殖では、対照群に比べ、膜電位の極性の割合に大きな変化が見られ、細胞遊走が有意の増加した、と報告している。
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