[英国での電力用スマートメータからの電磁界へのばく露:第I部 実験室測定] tech./dosim.

Exposure to electromagnetic fields from smart utility meters in GB; part I) laboratory measurements

掲載誌: Bioelectromagnetics 2017; 38 (4): 280-294

この研究は、英国で使用されているスマートメータ(2.4 GHzで動作)による人々の無線周波電磁界ばく露を定量化するために、39装置を例にとり、制御された実験環境において各装置からの電界の角度分布を測定した。まず、電力密度が最大となる角度方向を特定し、その方向での等価等方放射電力を決定した。次に、各装置の周囲で最大電界強度が記録された角度において、距離の関数とする測定を行った。その結果、送信中のスマートメータ周囲での距離0.5 m以遠における最大等価電力密度は15 mWm-2(最大デューティファクタ推定値を1%とした場合)であった;一つだけ外れ値があり、その値は91 mWm-2であった;全ての測定値がICNIRPガイドラインの一般公衆に対する参考レベル値10 W m-2を十分に下回った、と報告している。

ばく露