[INMAのギプスコア県コホートでの子どもの超低周波および中間周波の磁界および電界へのばく露] tech./dosim.

Exposure to extremely low and intermediate-frequency magnetic and electric fields among children from the INMA-Gipuzkoa cohort

掲載誌: Environ Res 2017; 157: 190-197

この研究は、スペインの「子どもと環境(Infancia y Medio Ambiente: INMA)」コホートにおける子どもの超低周波(ELF)および中間周波(IF)の電界および磁界へのばく露を特徴付けることを目的とした。104の住居、26の学校および校庭、105の公園で、スポット測定および定点測定を実施した。観察されたELF磁界レベルは低かった(24時間の時間加重平均TWA)の最大値は、ある住居での0.15 μT)。ELF電界の四分位範囲(IQR)は、屋内で1-15 V/m、屋外で0.3-1.1 V/m、観察された最大値は、ある学校の校庭で55.5 V/mであった。IF磁界および電界についてのIQRは、それぞれ0.02-0.23 μTおよび0.2-0.5 V/m、最大値は住居での0.03 μTおよび1.51 V/mであった。磁界電界との相関はELFでは弱く、IFでは中程度であった。著者らは、INMAのギプスコア県コホートの子どものELF磁界ばく露レベルは全てのセッティングで非常に低く、ELF電界レベルは住居で若干高いが先行研究での報告と同程度、IFばく露は全てのセッティングで同等であった、と報告している。

ばく露