[連鎖球菌(Enterococcus hirae)に対する異なる超高周波の低強度電磁放射の際立った影響] med./bio.

The distinguishing effects of low-intensity electromagnetic radiation of different extremely high frequencies on Enterococcus hirae: growth rate inhibition and scanning electron microscopy analysis

掲載誌: Lett Appl Microbiol 2017; 65 (3): 220-225

超高周波の低強度電磁界は、連鎖球菌(Enterococcus hirae)を含む細菌に対する阻害作用および刺激作用を有する。低強度(入射電力密度が0.06 mW/cm^2)の51.8 GHzおよび53 GHz電磁界は、連鎖球菌ATCC9790の増殖率を阻害することが示されている。53 GHzではばく露時間(0.5、1または2時間)にかかわらず、より強い影響が認められている。本研究では、これらの影響の走査電子顕微鏡分析を実施した。その結果、53 GHzでは球形の細胞の直径が1.3倍拡大したが、51.8 GHzでは拡大しなかった。著者らは、この結果は51.8 GHzと53 GHzでは最近に対する作用機序が異なることを示唆している、と結論付けている。

ばく露