[12か国の若年者における携帯電話の使用パターン:RFばく露についての意味合い] tech./dosim.

Patterns of cellular phone use among young people in 12 countries: Implications for RF exposure.

掲載誌: Environ Int 2017; 107: 65-74

この研究(Mobi-Expo研究)は、12か国の若年者(10-24歳)534人における携帯電話使用の特徴及び決定要因を調べた。ワイヤレス通信デバイス使用に関するデータの収集のために特別に設計したアプリをインストールしたスマートフォンを用いた。性別、年齢、母親の学歴、暦年、国の役割を、全ての変数に対して相互に調整する多変量モデルで評価した。その結果、通話件数および通話時間は男性よりも女性で多く(相乗平均値(以下同じ)でそれぞれ1.17倍および1.42倍)、10-14歳よりも20-24歳で多く(それぞれ2.09倍および4.40倍)、最も高い社会的階級よりも最も低い階級でより多かった(それぞれ1.52倍および1.58倍)。ショートメッセージ(SMS)の件数は女性でより多く(1.46倍)、中位の年齢層でより多く(15-19歳:10-14歳の2.21倍)、時間と共に減少した。データ利用は高位の年齢層で最も多く、Wi-Fi利用は中位の年齢層で最も多かった。データおよびWi-Fi利用はどちらも時間と共に増加した。通話件数および通話時間、SMS、データ/Wi-Fi利用は国によって大きく異なり、ばらつきの50%は国と年齢の違いによるものであった。ハンズフリーおよび使用の側性には、性別、年齢、学歴、研究期間または国による有意差は認められなかった。著者らは、これらの結果は、若年者の携帯電話使用から生じる無線周波RF電磁界ばく露健康影響に関する、今後の疫学研究のデザイン、分析および解釈に有益な知見を提示するものである、と結論付けている。また、この研究から得られた情報は、RFばく露の最小化のための戦略のデザインに用いることができるかも知れない、としている。

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